猫と暮らし始めると、必ずといっていいほど考えるのが「避妊手術・去勢手術をするかどうか」。
私の場合は、最初から迷いはありませんでした。むしろ、メリットの方が大きいと感じていたからです。
この記事では、我が家のきなこ(オス)とあんこ(メス)の手術体験談と、避妊・去勢手術のメリット・デメリットをご紹介します。
避妊・去勢手術を考えた理由
猫を迎える前から、私は避妊・去勢手術は健康や安全のために必要だと考えていました。
”あんこ”と”きなこ”を迎えることになり、性別も違うので、手術ができる時期になったら早めに済ませておく必要がありました。
特に気になっていたのは、男の子のスプレー行動。
もし家の中でされてしまったら…と少し不安もありました。
去勢手術には、このスプレー行動を抑える効果がありますし、病気予防にもつながります。
そんな理由から、ふたりが生後6か月になったら手術をしようと心に決めていました。
きなこの去勢手術(生後6か月)
最初に手術を受けたのはきなこ。
生後6か月、体重3.6kgのときに1泊入院で去勢手術をしました。
費用は約16,200円。(2018年のことです)
退院して帰宅したときにはタマタマがぺちゃんこになっていましたが(笑)、驚くほど元気で、手術前と変わらない様子でした。
あんこの避妊手術(生後6か月)
きなこのあと、すぐにあんこも避妊手術を受けました。
体重は2.9kg、費用は3万円少し超えるくらい。こちらも1泊入院です。
お腹の傷は少し痛々しかったですが、術後も元気いっぱい。
先生からは「ネックカラーや術後服は不要」と言われ、そのままで問題ありませんでした。
傷口を気にする様子もなく、約2週間後に無事抜糸。とても順調に回復しました。
忘れられない甘えん坊エピソード
手術中のきなこがいない間、あんこは驚くほど甘えん坊に。
子猫の頃は私に対してもまだ警戒心が強く、あまり甘えてこなかったのに、このときは違いました。
仕事から帰ると大きな声で鳴いて寄ってきて、私がトイレに行くとついてくるほど。
そんな姿がとても嬉しかったのですが…きなこが帰ってきた途端、あっさり元のクールなあんこに戻りました(笑)。
今では“ツンデレ”ですが、ちゃんと甘えられるにゃんこになりました。
きなこが退院して家に戻ってきました。ハグをして歓迎してます。
避妊・去勢手術のメリットとデメリット
🐾 メリット
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病気予防(乳腺腫瘍、子宮蓄膿症、精巣腫瘍などのリスク軽減)
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発情期特有の鳴き声や落ち着きのなさがなくなる
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脱走や迷子のリスクを下げられる
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マーキングやスプレー行動の減少
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望まない繁殖を防げる
🐾 デメリット・注意点
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全身麻酔のリスク(事前検査で軽減可能)
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太りやすくなるため食事・運動管理が必要
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費用がかかる(去勢1〜2万円、避妊2〜4万円が目安)
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術後のケアや抜糸までの管理が必要
手術後の暮らし
ふたりとも元気に回復し、その後も健康に過ごせています。
発情期が来ることもなく、マーキングやスプレー行為もありません。
オスのきなこは、いつまでも子供のように甘えん坊で可愛いまま。
メスのあんこは、性格がだんだんと落ち着いて、きなことプロレスごっこしなくなりました。
きなこがあんこに飛びかかってじゃれつくと、「シャーッ」とあんこに怒られてさみしそうにしていました。
デメリットとして言われる「太りやすくなる」は、我が家でも実感。
これは手術というより、食事管理と運動不足のせいかもしれません。
まとめ
避妊・去勢手術は、猫の健康と安心のためにとても大切な選択だと感じています。
我が家の場合は、メリットの方が大きく、手術をして本当によかったです。
もし迷っている方がいたら、信頼できる獣医さんに相談してみてください。
そして、猫と飼い主さん、どちらにとっても安心できる形で決断できるといいなと思います。