いつの間にか、庭のかぼすの木にたくさんの実がなっていました。
お盆を過ぎたこの時期に毎年している、わが家の季節の手仕事——「かぼす胡椒づくり」です。
初めて食べたのは、手作りをいただいたとき。市販品とは違う爽やかな風味に感動して、それ以来、毎年作るのが楽しみになりました。
夏はそうめんの薬味に。秋冬は鍋物、おでん。餃子、焼き鳥、焼肉にもぴったり。お店で買うこともできますが、自分で作ると香りが格別なんです。
何度も作っているのに、細かいところを忘れて「あれ?」となることがよくあります。
そんな自分のための覚え書きですが、どなたかの参考になればうれしいです。
かぼすと青唐辛子を準備
わが家で実がなる唯一の果樹は「かぼす」。
今までは焼き魚にかけるくらいの使い方しかしていませんでしたが、味噌汁に絞って入れてもおいしいようです。
今回は、大小さまざまなかぼすを合わせて15個ほど収穫しました。
青唐辛子はお店で6袋購入(重さは測り忘れてしまいました…💦)。
小瓶(100均で買ったもの)にすると、ちょうど10個分くらいになりました。
瓶は熱湯で消毒して、天日で乾かしておきます。天気がよかったので、すぐに乾いて助かりました。
下ごしらえは辛さとの戦い!
まずはかぼすの皮をむきます。白いワタは苦味が出るので、できるだけ避けるのがコツ。
皮をむいた実は、一部を果汁を絞って使います。去年は残った実でかぼすシロップをつくりました。
一番大変なのは、青唐辛子の種を取る作業です。半分に切れ目を入れて、中の種を出していくのですが、これが本当に大変!
マスク・メガネ・長袖は必須です。私はうっかり長袖を着忘れて、腕がヒリヒリに…💦
唐辛子を触った手で顔や目を触るのも絶対NGです。
量が多いので、立ちっぱなしで腰が痛くなってしまうのも毎年のお約束。
実家の台所を借りて作っているので、母にちょっと嫌がられながら作業しています。
フードプロセッサーで一気に!
かぼすの皮と種を出した青唐辛子をあらく刻んでいきます。大きなフードプロセッサーなら刻まなくてもいいのかもしれません。
かぼすの皮、塩、青唐辛子(種を除いたもの)、かぼす果汁を一緒にフードプロセッサーにかければ完成、小瓶に詰めます。
できたては驚くほど辛くて、そのままでは食べられません。でも熟成させるとまろやかになり、ちょうどよい味に仕上がります。
私はいつも10日間くらい冷蔵庫で熟成させた後に冷凍保存。昨年は1年分を保存し、まだ美味しく食べられています。
出来立てのかぼす胡椒です
ちなみに、実家のフードプロセッサーは何故か全然細かくならず…。
結局、自分の小さな「レコルト」を使いました。おもちゃみたいにかわいいのですが、意外と頼りになります。何度も少しずつ回して仕上げました。
レコルトで作ったときの分量(私の場合)
※私は小型フードプロセッサー「レコルト」を使用しています。参考にしたクックパッドのレシピをベースに、自分用に分量を調整しました。
材料 | 分量 | メモ |
---|---|---|
かぼすの皮 | 35g | 白いワタはできるだけ除く |
青唐辛子(種を取った正味) | 85g | |
塩 | 25g | かぼすの皮➕青唐辛子の1/5量くらい |
かぼす果汁 | 10〜15cc |
すり鉢ですりおろすことでなめらかにできるようですが、私には無理でした。
参考:クックパッドのレシピをもとに、わが家用に分量と手順を調整しています。
詳細レシピはこちら クックパッドのレシピ)
現在販売中のレコルトは、私の持っているものよりかなり進化していますね👇
|
まとめ
季節の手仕事っていいですね。
この時期になると「かぼす胡椒を作らなきゃ!」という気持ちになります。
何人かに「おいしい!」と言っていただけるので、今年もプレゼントできそうです。
私の場合は小瓶10個分で約4時間かかりましたが、少量ならもっと手軽に作れます。
かぼすの爽やかな風味とピリッとした辛さは、焼肉からお鍋まで幅広く活躍。
辛いもの好きな方には、ぜひおすすめしたい季節の味です。