毎日じりじりと照りつける暑さが続いていますね。
9月1日は「防災の日」でした。
「もし災害が起きて、車やテントに猫と一緒に避難しなければならなくなったら…」と考えると、真夏の暑さをどうしのぐかがとても不安になります。
そんな時、YouTubeで「100均の商品で作れるポータブルクーラー」を見かけました。
手軽に試せそうだったので、実際に作って検証してみることにしました。
用意したもの
すべて100均のお店で手に入れることができます。
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発泡スチロールのクーラーBOX
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氷点下保冷剤(ハードタイプ)4個 → 約4時間の保冷能力あり
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ハンディファン → 最大連続使用時間(満充電時)風力3段階切替
- 強:約1時間
- 中:約2時間
- 弱:約5時間
作り方
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クーラーBOXのふたに、ハンディファンをはめこむための穴を開ける。少し小さめに開けて調整すると安定します。
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クーラーBOXの前面に風が出る穴を開ける。風の出口には、綿棒の容器の底を切り取った筒を使用しました。
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保冷剤を中に入れてファンを回す。保冷剤が立てられるよう工夫があると、より効率的です。
これで完成!とってもシンプルですね。
クーラーBOXは使い古しのためボロボロです。きなこがかじった訳ではないです💦
中には保冷剤が入っています。底に水が溜まるので布巾などを敷きます。
実際に検証してみました
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検証日:7月16日
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外気温:30度
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場所:日陰に停めた車の中
ファンを回すと、前面から冷たい風がしっかり出てきました。
「これはいけるかも!」と最初は期待したのですが…
車内温度は30度に。しばらく作動させても、車内の温度は30度のまま変わらず。
補助的にキャンプ・車中泊用のクリップ扇風機も併用しましたが、正直言って涼しいとは言えませんでした。
結局、我慢できずに車のエンジンをかけて、カーエアコンに頼ることに。
今回の自作ポータブルクーラーは「冷たい風を感じる」点では成功でしたが、「車内全体を涼しくする」には力不足でした。
小さな空間や短時間の使用であれば、多少の効果はあるかもしれません。
キャンプや車中泊で愛用している扇風機 👇
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猫と一緒に避難する場合の注意点
災害時に猫と避難する時は、暑さ対策だけでなく「安心できる環境づくり」も大切です。
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キャリーケースを必ず用意
移動の際は必須です。普段からキャリーに慣れてもらうと安心です。 -
保冷剤や冷感マットを活用
車や避難所で、猫が少しでも涼しく過ごせる工夫になります。
※直接触れないようタオルで包みます。 -
水分補給をしっかり
普段飲んでいる器があると飲んでくれやすいです。 -
安心できる匂いを持参
お気に入りの毛布やタオルなど、普段の匂いがあるとストレスが和らぎます。
まとめ
今回の自作ポータブルクーラーの検証を通して、
「簡易的な冷却グッズを持っておくことは大事だけれど、完全に涼しくできるわけではない」
と改めて感じました。
保冷剤にも使用時間の限界があり、再度凍らせることはできません。
そのため、真夏の防災対策にはまだまだ課題が多いのが現実です。
猫と一緒に安全に避難するためには、こうした工夫を実際に試してみて、 シミュレーションを繰り返すこと が大切だと思います。
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