今回ブログを始めたことで、猫と暮らす日々をあらためて振り返るようになりました。
その中で「首輪をつけるかどうか」というテーマは、ずっと気になっていたことのひとつ。
わが家では2匹の猫たちに首輪をつけていません。
迎える前に、職場の先輩が「首輪が家具にひっかかって亡くなってしまった猫がいる」と話してくれたことがあり、それ以来、首輪は危ないかもしれないと思って避けてきました。
首輪の必要性を考えたきっかけ
そんな私の考えが変わったのは、猫を迎えて1年ほどたった頃。
「もし脱走したら?」「災害時に迷子になったら?」と想像すると、とても不安になりました。
首輪と迷子札があれば、万が一外に出てしまったときも、見つけてくれた人がすぐに連絡できるかもしれません。
そう思い、安全性の高いセーフティバックル付き首輪(強い力が加わると外れるタイプ)を購入して、試してみることにしました。
首輪を嫌がる猫たち
ところが、1年間首輪なしで過ごしてきた猫たちにとっては、首輪はとてもストレスだったようです。
後ろ足で何度も掻いてしまい、首輪がすぐ外れてしまいます。パニックになって暴れたり、首のあたりがハゲそうと思ったこともありました。
「少しずつ慣らせば平気になるかも」と思い、短時間だけつける練習をしましたが、嫌がる様子に負けて結局は諦めました。
「首輪は子猫のうちから少しずつ慣れさせなければ難しいかもしれない」と感じています。
しょんぼりとしたあんこの後ろ姿💦
首輪ができないときの選択肢
首輪がどうしても難しい場合でも、迷子対策をあきらめる必要はありません。
例えば次のような方法があります。
-
窓や玄関の脱走防止対策をして、外に出ないようにする
-
定期的に写真や特徴を記録しておく(迷子ポスター用に備える)
-
マイクロチップを装着して身元確認できるようにしておく
マイクロチップは、動物病院で皮下に埋め込む米粒ほどの小さなチップです。
専用のリーダーで読み取ると飼い主情報がわかります。装着は数分で終わり、痛みもワクチン注射程度といわれています。
さらに、2022年からはペットショップやブリーダーで販売される犬や猫に、マイクロチップの装着が義務化されました。
すでに飼っている猫の場合は義務ではありませんが、迷子や災害時の再会率を高めるためにも有効な手段です。
わが家の“あんこ”と“きなこ”にはまだマイクロチップが入っていませんが、今後の安全対策として検討していこうと思っています。
首輪なしでも安心?マイクロチップの効果
首輪が苦手な猫にとって、マイクロチップはとても頼もしい存在です。
外れる心配がなく、もし保護されたときにも確実に身元を確認してもらえます。
ただし、次の点に注意が必要です。
-
すべての施設でリーダーがあるとは限らない
-
引っ越しや電話番号変更後は、登録情報を更新しないと連絡がつかない
-
GPSではないので「今どこにいるか」は分からない
つまり、マイクロチップだけで100%安心ではないということです。
脱走防止策や定期的な写真の記録など、他の対策とあわせるとより安心です。
まとめ
-
首輪にはメリット(迷子札)とリスク(ひっかかり事故)がある
-
首輪をつけるならセーフティ機能付きで、子猫のうちから少しずつ慣れさせるのがおすすめ
-
首輪が難しい猫には、マイクロチップや脱走防止対策で安全を確保
-
マイクロチップは外れない安心感があるが、情報更新や読み取り環境の確認も大切
わが家は今も首輪なしで暮らしていますが、今後はマイクロチップ装着も検討しています。
猫の性格や暮らし方に合わせて、できる方法で迷子対策をしてあげることがいちばん大切だと感じています。
関連記事はこちら 👇
【猫の脱走対策】小さな家でしている対策と我が家の体験談