最近、私の身のまわりでも再び新型コロナウイルス感染症が広がっています。
そんな中、2024年1月には私自身もコロナにかかってしまいました。
熱は38℃近くまで上がり、ひどい頭痛で一日中ベッドで寝込む日々。
正直とてもつらかったのですが、そんなとき、そばに寄り添ってくれたのがわが家の猫たちです。
普段は気ままに過ごしているきなこやあんこですが、このときばかりは「いつもと様子が違う」と感じたのか、ずっとそばにいてくれました。
私が実際に体験したことと、猫たちと過ごすうえで気をつけたことをご紹介しますね。
看病してくれるみたいだった猫たち
きなこは、まるで私を守るようにベッドのそばから離れず、ぴったりくっついて過ごしていました。
あんこも、普段ならお腹がすいたときと「お尻トントン」を要求するときしか近づいてこないのに、このときはずっと近くで見守るように座っていました。
「きなこやあんこにうつらないかな…」という不安はありましたが、猫たちの温もりと存在にとても励まされました。
まるでふたりが看病してくれているようで、心細さが少しやわらぎました。
コロナ発症して4日目。あんこときなこの様子。
気をつけたこと
もちろん、猫にうつさないようにできる限りの対策もしました。
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寝ているときもマスク着用
飛沫がかからないよう、就寝中も必ずマスクをつけました。 -
手洗いの徹底
ごはんやトイレ掃除など、猫に関わる作業の前後は必ず手洗い。 -
自動給餌器を活用
できるだけ動かなくていいようにタイマーをセットしておき、猫たちの生活リズムを崩さないようにしました。 -
舐められるのを避ける
きなこは時々私をなめてくれるのですが、このときばかりは「ごめんね」とやさしく断りました。
幸いにも、猫たちには体調の変化はなく、元気に過ごしてくれました。
調べてわかった「猫にうつる可能性」
不安だったので、厚生労働省や環境省の情報も調べてみました。
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人から猫にうつる可能性はありますが、まれです。
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感染した猫は軽症か無症状が多く、自然に回復するケースが多いそうです。
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猫から人にうつった事例は、国内では確認されていません。
公的機関では、次のような対策が推奨されています。
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マスクを着け、できれば他の人に世話を頼む
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猫に触る前後に手洗い・消毒をする
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顔を近づけない、なめさせない
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猫を屋外に出さず、完全室内飼いにする
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体調の変化があれば獣医師に相談する
これらを実践することで、より安心して猫たちと過ごすことができます。
お祝いできなかった誕生日
実は、発症してちょうど4日目がきなこの誕生日でした。
頭痛は落ち着いてきたものの、とてもお祝いできる状態ではありませんでした。
そのあと職場に復帰すると、ちょうど感染者が増えていてとても忙しく、あんこの誕生日も気づけば過ぎてしまっていました。
隔離解除後、やっと迎えた休日に、ふたりの大好きなおやつでささやかなお祝いをしました。
きなことあんこはとても満足そうにおやつを食べ、ようやく私の心も落ち着いた気がしました。
6歳の誕生日を迎えた日のきなこ
まとめ
今回のコロナ感染で、猫たちの存在がどれだけ心強いかを実感しました。
「そばにいてくれるだけで安心する」という気持ちは、きっと多くの飼い主さんが同じだと思います。
ただ、うつる可能性はゼロではないので、マスクや手洗いなどの基本的な対策は大切です。
猫たちが健康に過ごせるよう、正しい情報を知っておくと不安が少しやわらぎます。
次は元気なときに、思い切りふたりのお祝いをしてあげたいです。