【猫の脱走対策】小さな家でしている対策と我が家の体験談

猫のこと

猫との暮らしで「脱走」は一番の心配ごと。
生まれてからずっと室内で暮らしてきた、我が家の猫たち。
もし外の世界で迷子になってしまったら、もう二度と会えなくなるかもしれません。
それなのに私は以前、「猫と散歩したい」という気持ちから、結果的に脱走させてしまったことがあります。

それ以降は、抱っこして外に出る以外は、完全に室内で生活するスタイルに切り替えました。

今回は、そんな我が家の脱走エピソードと、室内での脱走対策をご紹介します。

【体験談】きなこの脱走事件!ハーネスを信用しすぎた…

庭を散歩させてあげたい」と思い、ハーネスを購入。
猫たちも、初めてのお外を楽しんでいるように見えました。

2020年のクリスマス、きなこにハーネスをつけて庭へ。
家の中に忘れ物をして取りに戻ろうと、少しの間だけ木の枝にハーネスの紐を引っ掛けていたそのとき――

倒れた植木鉢に驚いたきなこが、体をくねらせて、あっという間にハーネスを抜け出してしまったんです!
そのまま猛ダッシュで姿が見えなくなり、私はあわてて探しました。

幸いにも、つたに覆われた枯れた池の中に落ちてしまい、はい上がったところをつたに絡まって動けなくなっていたところを無事確保。

「もし見つけられなかったら…」と思うと、今でもゾッとします。

これ以来、庭での散歩は完全にやめることにしました。

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楽しそうに散歩しています。残念ですがもう二度としません。

わが家の脱走対策

玄関対策:玄関前に脱走防止用の扉を設置

玄関は、猫の脱走において最も危険な場所です。
配達の受け取りやゴミ出しなど、人が出入りする一瞬のスキを狙って猫は飛び出そうとします。

わが家では、脱走を防ぐために玄関と居室の間に扉を設けています

  • 賃貸に住んでいた頃は、玄関からすぐに部屋が見えない間取り(玄関→扉→居室)を選ぶようにしていました。

  • 現在住んでいる小さな家でも、玄関→引き戸→部屋という構造にしてもらいました。

ちなみに、きなこは引き戸を簡単に開けてしまうタイプ
心配になって外側から鍵をつけたのですが、引き戸が「指を挟まないようにする安全設計」になっており、重さがあって猫には開けられませんでした

それでも、きなこはいつも引き戸の前で「開くのを今か今か」と待っているので油断できません…!

🪟 扉がないお宅には…

もし玄関に扉をつけられない場合でも、脱走防止フェンス突っ張り式のゲートなど、設置できるアイテムがたくさん販売されています。

玄関が広い一軒家などでは対策が大変かもしれませんが、玄関前に仕切りをつくるだけで安心感が大きく変わります。

網戸対策:網戸ロック+素材の見直し

夏は風通しをよくしたくて網戸を使うことが増えますが、猫は網戸を押したり、スライドさせて開けてしまうことがあります。

そこで我が家では、以下のような対策をしています:

  • 網戸ロックの設置
     🔸 工具不要で、両面テープで取り付けるだけ
     🔸 ロックの開閉も簡単

これで「勝手に開けられる」心配は減りましたが、もう一つ注意すべきポイントがあります。

⚠ 網戸は破られることもあります!

猫が虫や鳥に興奮して突進したとき、網戸そのものが破れる・外れるリスクがあります。
実際、我が家の“あんこ”も虫に反応して網戸に突っ込んだことがあり、ヒヤッとした経験があります。
そのため、**網戸ロックはあくまで“補助的な対策”**と考えた方が安心です。
もし網戸に穴が空いたり、強度が心配な場合は、以下のようなものも検討中です:

  • ペット用の破れにくい網戸素材への交換

  • 内側にワイヤーネットを設置して二重構造にする

今後、網戸が劣化してきたら、ペット対応の丈夫な素材に張り替える予定です。

 

窓対策:「突っ張り棚」でシンプルな脱走防止!

窓からの脱走対策として、我が家では**“突っ張り棚”を設置**しています。
これはとてもシンプルですが、手軽に取り入れやすい方法です。

ただし、使い方には少し注意が必要です。
棚の幅よりも窓を大きく開けると、猫がすり抜けてしまう可能性があります。
あんこが網戸と棚の隙間に入りこんでいたことも…!
それ以来、窓を開けるときは棚の幅以内にとどめるように意識しています。

うちの猫たちは、今のところそこまで脱走願望が強いタイプではありません。
ただ、虫が窓に飛んできたときは別!

興奮して突進することはありますが、これまでに突っ張り棚が外れたり、大きなトラブルになったことはありません。
そのおかげで、窓を少しだけ開けて換気する程度なら安心して過ごせるようになりました。

この方法はとても簡単ですが、猫の性格や力加減によっては向き不向きもあるかもしれません。
突っ張り棚を使う場合は、強度の確認と窓の開けすぎ防止がポイントです。

小さな家を建てるとき、掃き出し窓をつけるかどうかで悩みました。
最終的には出窓にして、掃き出し窓は作らないことにしました。

その理由のひとつが、「脱走対策のしやすさ」です。

腰高窓であれば、猫が飛び出す心配がぐっと減ります。
さらに、高い位置から外を見下ろせるため、猫にとっても安心感があるようです。
外に人がいても、驚いたり怖がったりする様子はあまり見られません。
(知らない人が来たら、すぐに隠れますが😅)

完全室内飼いのススメ

うちも以前は、「少しだけ外で遊ばせてもいいかな」と思っていました。
でも、きなこの脱走事件を経験してからは、その考えが変わりました。

今は完全室内飼いで、猫たちはおうちの中でのんびりと暮らしています。

完全室内飼いには、こんなメリットがあります:

  • 🚗 交通事故の心配がない

  • 🐕‍🦺 他の動物とのケンカや感染症のリスクが減る

  • 🧭 迷子や脱走によるストレスがない

  • 🏠 室内環境が安定しているので、猫も穏やかに過ごせる

なによりも、「この家が自分の安全な場所なんだ」と猫が感じてくれること。
それが、猫にとっても飼い主にとっても、一番の安心につながると思います。

まとめ:「ちょっとだけ…」の油断が命取りに

「ちょっとだけなら大丈夫」――
その一瞬の油断が、大切な猫の命を危険にさらしてしまうこともあります。

でも、工夫しだいで脱走対策はしっかりできる!
そして猫たちにとっても、安心できる環境で過ごせることが何よりの幸せです。

わが家のきなことあんこの実体験が、これから猫を迎える方、脱走対策を考えている方の参考になれば嬉しいです。

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