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猫が急に仲悪くなった!においが原因?シャンプー後の威嚇と仲直りまで

暮らし・工夫

わが家の猫、あんこときなこは、離乳食のころから同じケージで暮らしてきました。
いつもくっついて寝ているわけではないけれど、子猫時代は毎日じゃれあって仲良く遊ぶ仲。
これまで大きなケンカもなく、穏やかな関係でした。

ところが、もうすぐ2歳になる頃に大事件が起こったのです。

きなこを庭でお散歩させていたとき、目を離したすきに脱走!
探しに行くと、水のほとんどない池に落ちていて、這い上がろうと必死にもがき、
蔦に絡まって悲痛な鳴き声をあげていました。

すぐに救出してお風呂へ直行、シャンプーをしてほっと一息。
しかし家に戻ると、想像していなかった事態が待っていました。
あんことの関係が急に悪化してしまったのです。

あんこの大激怒!クローゼットに引きこもり

きなこがケガもなく戻ってきて、まずは一安心。
ところが、あんこがきなこのにおいをかいで険しい顔をし、
きなこが近づくと「シャーッ」と威嚇!

翌朝、きなこがいつものようにあんこにじゃれつこうとすると、
あんこは大きな声で鳴き、猛烈に威嚇しました。
恐る恐る近づくきなこに、威嚇し続けるあんこ…。
普段はおとなしいあんこが、きなこを完全に拒絶したのです。

しまいにはクローゼットの上段に登って引きこもり、
ご飯の時間になっても降りてきませんでした。

きなこはいつもあんこに強気なのに、このときばかりはすっかりしゅんとして、
あんこに近づけない様子でした。
私もそれまでに聞いた事のないあんこの怒りの大声と形相にびっくりでした。

においが変わると猫は別猫に見える!?

きなこに池や土のにおいが残っていた?そして、シャンプー後のにおいが加わったことで、
あんこからすると「知らない猫が帰ってきた!」と感じたのかもしれません。

出勤前でしたが、急いであんこも同じシャンプーで洗い、においをそろえることにしました。
突然、仲が悪くなるって聞いた事があったけれど、まさかうちの子たちが・・・
とてもショックでした。

3日後、ようやく見えた仲直りの兆し

仕事中、猫たちだけを置いて出かけるのがとても心配でした。
帰宅すると、あんこが出窓で出迎えてくれてひと安心。
きなこに威嚇もしません。
まだよそよそしさは残っていましたが、朝の激しい怒りは感じませんでした。

3日ほどはお互い少し距離を置いていましたが、
少しずつ関係が戻り、再び同じ部屋で穏やかに過ごせるようになりました。

わが家は六畳一間の小さな家。別々の部屋で隔離することもできないので、
関係が戻ってくれたことが本当にうれしかったです。

猫がにおいで怒る理由と対策

猫にとってにおいは、人間にとっての“顔”や“名前”以上に大切なものです。
「仲間かどうか」「安全かどうか」を、まず匂いで判断しています。
だから匂いが変わると、たとえ長年一緒に暮らしている猫でも「誰?」と感じることがあります。

猫はにおいで「仲間」を識別する

猫同士は日常的にすりすりしてにおいを交換しています。
これは「同じグループの仲間だよ」という合図。
シャンプー後や病院帰りなどでにおいが消えると、
その合図がリセットされてしまい、仲間と認識できなくなるのです。

 外のにおいは「侵入者」のサイン

外に出た猫は、土や草、他の動物のにおいを毛につけて帰ってきます。
そのにおいが強いと「知らない猫が侵入してきた」と勘違いし、
防衛本能でシャー!と威嚇することがあります。

ストレスや恐怖が移る

猫は相手のにおいや仕草から緊張を感じ取ります。
脱走した猫がパニック状態だった場合、
そのときのホルモンやフェロモンも毛に残っていて、
それを嗅いだ猫が不安になったり攻撃的になることもあります。

シャンプーや薬のにおいは強烈

人間にとっては良い香りでも、猫にとっては強すぎるにおいになることがあります。
特にシャンプーや動物病院の消毒薬、薬品のにおいは、
「自分とは違う存在」に感じさせてしまいやすいです。

対策のポイント

  • 両方の猫を同じ日にシャンプーしてにおいをそろえる
  • においが消えすぎないよう、強すぎる香料のシャンプーは避ける

  • 威嚇したらそれぞれのスペースを確保して、無理に接触させない

  • においが自然に戻るまで、時間をかけて見守る

まとめ

猫にとってにおいは、情報収集や挨拶、安心感を得るための大切な要素。
シャンプーや病院などでにおいが変わると、
仲良しの猫だったのに「知らない猫がいる!」と感じてしまうようです。

シャンプー後に威嚇が出ても、焦らずに見守ることが大切。
あんこときなこが再び一緒に並んで寝ている姿が見られ、日常の幸せを感じています。

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