春と秋にやってくる「換毛期」
猫と暮らしていると、部屋中にふわふわと舞う抜け毛に悩まされますよね
「小さな家」で猫たちと暮らしていると、あちらこちらに猫の毛がついていたり床に毛がふわふわと溜まっています。猫が動くたびに空中に毛が舞うし、お客さんを家に呼ぶと服に毛がつくかもと気になります
シャンプーは5月頃に1度しますが、大変だし猫たちも嫌がりますのでシャンプー以外で対策を考えました
今回は、小さな家でしている換毛期の抜け毛対策をご紹介します!
換毛期っていつ?なぜ起こるの?
猫の換毛期は主に**春(冬毛から夏毛へ)と秋(夏毛から冬毛へ)**の年2回あります
自然界では日照時間や気温の変化で毛が生え変わりますが、完全室内飼いでも換毛期は訪れます
猫に及ぼす換毛期の影響
抜け毛対策を怠ると、猫自身の健康にもさまざまな悪影響が出ることがあります。見た目の問題だけではなく、猫の身体にも負担がかかるため、換毛期は特に注意が必要です
毛玉(ヘアボール)による消化器トラブル
猫はグルーミング(毛づくろい)でたくさんの毛を飲み込みます
通常は便と一緒に排出されますが、毛が多すぎると体内にたまり、以下のような問題に:
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吐き戻しの回数が増える
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食欲がなくなる
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便秘・腸閉塞などの消化不良をおこす
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活動量が低下する、ぐったりする
➡ 毛玉ケアフードや、ブラッシングで「飲み込む前に除去」が重要
皮膚炎・湿疹・毛玉の絡まり
毛が抜け落ちずに体に残ると、以下のような皮膚トラブルの原因に:
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被毛が密集してムレる
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絡まった毛玉が皮膚を引っ張り、痛みやかゆみを引き起こす
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雑菌が繁殖して皮膚炎になる
➡ 特に長毛種や加齢でグルーミング能力が落ちた猫に起こりやすいです
ストレスの増加
毛が絡まったり、痒みがあったりすると、猫は頻繁に舐めたり引っかいたりします
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イライラして落ち着かない
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過剰な毛づくろいでハゲができる
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他の猫や人に攻撃的になる場合も
➡ ブラッシングは毛のケアだけでなく、猫との信頼関係を深める“コミュニケーション”にもなります。
ノミやダニの温床になる可能性
抜け毛のたまった場所や、絡まった被毛の中はノミ・ダニにとって快適な環境
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痒みや皮膚炎の原因に
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特に春〜夏にかけて注意
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人へのかゆみ被害にもつながる
猫が元気に快適に過ごすためにも抜け毛対策は必須です!
我が家でしている抜け毛対策
ブラッシングは毎日が理想
抜け毛対策の基本は、やっぱりブラッシング。毎日少しずつでも続けることで、毛の散乱をぐっと抑えられます
私が使用しているブラシは
・スリッカーブラシ
・ラバーブラシ
・グルーミンググローブ
・コーム
きなこはブラッシングが好きではなくブラッシングしていると突然キックやパンチ、噛みついてくることもあり状況によっていろいろなブラシを駆使しています
ダブルコートの猫は換毛期には毛がごっそりと抜けます
子猫の時から慣らしてブラッシング好きの猫にしておけば良かったと後悔‥
寝ていてぼんやりしている時、申し訳ないけどご飯を食べている時などにブラッシングしています
掃除道具は「手軽さ」が命
掃除は「こまめに」することがおすすめ!手軽にできるものがいいですね
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ハンディ掃除機
ダイソンを使用していますが、最近バッテリーがもたなくなってしまったので使い捨てシートをつけるフローリングワイパーである程度、掃除してから掃除機をかけています -
コロコロ+猫壱の【抜け毛とりワイパー】
シーツや掛け布団などコロコロではキリがない場所はまず、抜け毛とりワイパーである程度抜け毛を取ってからコロコロを使ってます過去にはロボット掃除機を使っていましたが、「小さい家」に引っ越してからは掃除機があれば十分。置き場所も取るため撤去しました
家具・寝具の見直し
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防ダニ、猫の毛がつきにくい素材の布団カバー
アレルガードという布団カバーを使用しています。猫の毛はつきますが毛がとれやすくダニが中に入ってこれないらしいです
猫の爪が伸びていると穴があいたり破れるので注意です -
ソファカバーをかける
もともとファブリック生地のソファだったため、カバーをしてこまめに洗っています。吐き戻しがあって汚れたときにもカバーだけ洗えば良いので便利です -
春になり羽毛布団を終了した我が家では現在、キャンプの夏用寝袋を使っています。ツルツルした生地で毛がつきにくく気に入っています
これもフミフミされると穴があくため価格が安いものを使用してます -
ラグやマットは使用せず
フローリングのままだと掃除がラクです。毛の付きそうなものは極力使用していません毛玉ケアのためのフードやおやつ
換毛期は飲み込んだ毛が毛玉として体内にたまりやすくなります。毛玉ケア用のフードやおやつで内側からの対策もおすすめです
あんこが子猫の時に毛玉ボールを食べてしまったことがあります
インスタグラムでブラッシングした後の毛玉ボールで猫が遊んでるのを見て真似したのですが非常に後悔しました
あんこは毛が落ちていたら食べてしまう子だったのです
私はパニックになりましたが、異常なく経過してほっとしました
その時にお腹の中に入った毛玉を便とと一緒に出すスッキリンという動物用医薬部外品があり、あんこに食べさせました。嫌がらずに食べてくれて良かったですまとめ
換毛期は正直しんどい時期。無理なく続けられる方法で乗り切りたいですよね
「小さな家」は逃げ場がなくて換毛期はつらいですが、掃除する範囲が狭くすぐに掃除が済むのがメリットです
できるだけ、こまめなケアをして猫も人も快適に過ごしたいですね!